広報だいご No.710
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 大子町では、町内雇用の確保や地域経済の活性化を図るため、木質バイオマス発電事業者2社と企業立地に関する協定を締結しています。現在、2社ともに建設工事が開始されています。今月号では、その進捗状況と今後の見通しについて、次のとおり報告します。【発電所の概要】 ・事 業 者 株式会社クリハラント       (本社:大阪府大阪市北区) ・建 設 地 北田気1235-1ほか ・発電能力 1,990kW ・発電方式 ボイラータービン方式 ・年間発電量 1,346万kW(3,730世帯分) ・使用燃料 間伐材由来、りんご剪定枝、製材残材など       の木質チップ(年間約3万トン)【進捗状況】 チップ貯蔵棟、チップ供給棟、発電棟及びボイラーエリアのコンクリート打設作業や鉄骨建て方作業がおおむね終了し、9月からプラント設備立て方が開始され、来年1月から試運転、3月頃から商業運転が開始される予定です。 また、運転員として、7人が正社員として雇用されました。【発電所の概要】 ・事 業 者 株式会社エジソンパワー       (本社:東京都中央区日本橋) ・建 設 地 矢田15-29、冥賀124-4ほか ・発電能力 1,100kW ・発電方式 二塔流動床ガス化方式 ・年間発電量 845万kW(約2,500世帯分) ・使用燃料 間伐材由来の木質チップ       (年間約1万2千トン)【進捗状況】 現在、発電機棟、管理棟及びチップ倉庫棟の建屋がほぼ完成しました。今後、ガス化プラントに係る機器据付・鉄骨建方・配管・電気・計装などのプラント工事が始まる予定ですが、海外での機器製造が遅れているため、現場作業が一時中断されています。見通しとしては、10月から建設工事が再開され、おおむね来年3月に火入れ及び試運転、5月頃に商業運転が開始される予定です。また、運転員5人、チップ化員1人の計6人を正社員として雇用予定で、既に内定が出ています。 このほか、サーマルエネルギー(発電過程の発生熱)を活用して温泉水を加温し、町内温泉施設へ供給する計画があります。現在、源泉から各温泉施設までの温泉水の保温性を確認するため、季節ごとに水温測定を行っています。1 だいごバイオマス発電所2 だいご森林(もり)の発電所建設工事現場の様子(上空から)建設工事現場の様子(西側町有林から)■問合せ まちづくり課 まちづくり担当 ☎72-1131Public Information DAIGO October 20174

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