広報だいごNo.709.pdf
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 歯は、ものを噛んだり、発声を助けたり、顔の形をつくったりする3つの働きがあり、身体の健康に深くかかわっています。心も身体も健康で充実した毎日を送るために、日ごろから歯の健康を大切にしましょう。 歯は老化によって自然に失われると思っていませんか?実際に歯を失う原因は、「歯周病」と「むし歯」が大半を占めています。<歯周病> 歯周病とは、細菌が原因で歯肉に炎症が起こり歯を支える組織が傷んでいく病気です。炎症が起きても、痛みを伴わないため、歯周病にかかっていることに気づきにくく、結果的に歯を何本も抜くこともあります。 また、歯周病菌は、血液に潜り込み、心筋梗塞や糖尿病などさまざまな病気を引き起こすことが分かっています。<ポイント1> 磨き残しをなくす 歯と歯の間や歯と歯肉の境目、噛み合せの溝は、磨き残しやすい場所です。注意して磨きましょう。<ポイント2> デンタルグッズを使う 歯ブラシだけでは、歯と歯の間を磨ききれません。デンタルフロスや歯間ブラシなどを併用して汚れを取りましょう。<ポイント3> よく噛む 唾液は、細菌の繁殖を防いでくれます。唾液の分泌を増やすために、よく噛む習慣をつけましょう。<ポイント4> かかりつけ医を作る 困ったときにいつでも頼れる特定の歯科医院があると、口内環境や治療履歴などを把握しているので、治療がスムーズに進みます。虫歯や歯周病は再発する可能性が高いので、定期的に検査やメンテナンスができる「かかりつけ医」をつくりましょう。<ポイント5> 定期検診へ行く 定期検診では、しっかり磨けているか確認できるだけでなく、専門の機械・器材を使ってみがき残した部分や歯石をきれいに落としてくれます。3か月から半年に一度を目安に定期検診へ行きましょう。保健コーナーあなたの歯は大丈夫?~歯を病気から守ろう!~歯周病危険度チェック! 該当する項目が多いほど、歯周病の可能性が高まります。一つでも当てはまったら、一度歯科医院でチェックしてもらいましょう。□歯みがきなどで歯肉から出血する□口臭がするようになった□朝起きると口の中がネバネバする□歯肉が赤く腫れている□歯肉を押すと血やうみが出る□歯と歯の間に食べ物がよくはさまる□歯が長くなったように見える□冷たい物や熱い物がしみる□糖尿病にかかっている□喫煙している歯を失ってしまう原因自分の歯を守るための5つのポイント<むし歯> むし歯には上のように、飲食物、細菌、宿主の条件、時間の4つの要因があり、この4つが揃ったときにむし歯になりやすくなります。 生まれたばかりの赤ちゃんの口の中には、むし歯菌は存在しません。周りの大人からむし歯菌が感染するとむし歯になりやすくなってしまいます。大人が使ったスプーンやお箸で子どもに食べさせたり、口をつけたものを与えたりすることでむし歯菌はうつります。■問合せ 健康増進課 健康増進担当 ☎72-6611むし歯・糖分の過剰な摂取・むし歯菌がいる・むし歯菌の数が多い・歯の質が弱い・歯並びがわるい・唾液の量が少ない・身体の免疫力の低下・歯を磨かない・飲食の回数が多い (むし歯菌の活動時間が長い)飲食物宿主の条件細 菌時 間Public Information DAIGO September 20176

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