くらし・行政

町長あいさつ

大子町長 高梨哲彦 平成31年

 令和3年を迎え,町民の皆様へ新春のお祝いを申し上げます。

 世界規模で感染拡大している新型コロナウイルスの影響により,めまぐるしく変化する情勢に翻弄される日々が続いております。直近では成人式の延期,消防出初式,新春の集いと新年の行事の開催を変更いたしました。関係した皆様には御不便,御心配をおかけしますが,事態の急変に今後もスピーディに対応していく所存ですので,御理解,御協力をお願い申し上げます。ワクチン及び特効薬の流通が浸透し,安全の確保がされるまでは,もう少し時間がかかると思われます。今しばらく感染予防対策の徹底を重ねてお願い申し上げます。

 今年度の大子町は一般会計約101億円の予算規模でスタートしましたが,感染症対策費が追加された結果,現在128億円の大型予算となっております。これを元に町民の皆様に様々なサービス,支援を提供しており,安全・安心な暮らしを営めるよう職員一丸となり推進してまいります。子育て世代や、豊かな農林畜産業等の様々な分野にスピーディに支援を行ってきておりますが,今後も引き続き必要性が認められるものにつきましては更なる対応をしてまいります。

 また,新庁舎建設工事や観光物産館のリニューアル工事,袋田地区に新たな基幹避難所として(仮称)袋田防災センター建設工事に着手します。観光物産館,袋田防災センターにおいては本年中に,新庁舎においては令和4年春を目途に竣工する予定です。

 一昨年東日本台風により大きな被害をもたらした町内河川につきましては,国,茨城県と連携する「久慈川緊急治水対策プロジェクト」のもと,令和6年までに町内の堤防かさ上げなども実施予定であり,来年度には松沼橋,南田気橋の架け替え事業がはじまります。

 庁舎跡地の活用に関しては,「大子まちなかビジョン推進会議」において有識者メンバーと一緒に最善の方向を探っております。町民にとっての暮らしやすさはもちろんのことですが,町外から訪れる観光客が再訪してくれるような奥久慈の大自然を生かした町づくりの礎を築いてまいります。

 大子町を縦断する国道118号袋田バイパスは,令和5年度の全線開通を目標に進められ,池田地区では無電柱化事業が一部工事着手となる予定です。町を横断する国道461号につきましては,JR常陸大子駅西側の大子地区で無電柱化による設計が進められております。

 本年3月27日には水郡線が全線復旧となり,学生や送迎をしている保護者の方々にやっと元通りの環境を提供できることになりました。また,台風被害で機能停止となり,処理業務を現在も町外へ委託している衛生センターは,国への説明と説得が功を奏し,全国でも例のない改良復旧工事が承認されました。越水による再被害のリスクを回避できることになり,国の多額の補助により間もなく設計・施工業務に取り掛かります。

 「いばらきサイクルツーリズム構想」においてモデルルートとして選定された「奥久慈里山ヒルクライムルート」を柱に,昨年10月に電動アシスト付きスポーツバイクをメインとしたレンタサイクルブースと情報発信を目的とした「奥久慈サイクルステーション」を観光物産館に開設しました。今後は,町独自のルートの設定や観光周遊コースの開発,サイクリストのための環境整備に取り組み,特定の目的を持った旅行者の誘客を図ってまいります。

 高齢者の移動手段の拡充として,昨年秋からAI乗り合いタクシーの実証実験を行っております。皆様が将来,免許返納をしても手軽に町内を移動できるよう,実験データを集積していき,高齢者等の安全・安心に直結していきたいと思っております。

 「雲の上はいつも晴れ」,という言葉があります。感染症はいつか必ず収束します。日々の予防対策をしっかり行い,収束後の明るい未来の大子町を描きながら,本年も職員一同と共に頑張ってまいります。よろしくお願い申し上げます。


大子町長 高梨 哲彦