広報大子No.688
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■問合せ 地域包括支援センター ☎72-1175こんにちは、包括支援センターです高齢者の権利や財産を守ります●判断が不十分な高齢者の財産や生活を守ります●高齢者の心身を守ります◇成年後見制度(法定後見制度)とは?◇認知症と高齢者虐待◇虐待者=悪者というわけではない◇高齢者の虐待とは?◇成年後見人の役割は? お金の管理やいろいろな契約などは、日常生活を送るうえで欠かせないものとなっています。しかし、こうしたことに自信がなくなってきたり、将来、認知症になったときのことを考え、今後の生活に不安を感じている方もいると思います。そんな時は、地域の相談機関である「地域包括支援センター」へご相談ください。「成年後見制度」の利用支援や「日常生活自立支援事業」の情報を提供しています。 高齢化が進む中で、高齢者虐待(高齢者に対する「人としての尊厳を傷つける行為」)が社会問題となっています。このような状況を受けて、平成18年に「高齢者虐待防止法」が施行されました。虐待を防ぐためには、第三者が介入するなどして、虐待に至る悪循環を止めることが必要です。 地域包括支援センターでは、高齢者や家族の皆さんからさまざまな相談を受けたり、関係機関と協力しながら、地域の高齢者を守ります。身近な高齢者の異変に気付いた時にはご連絡ください。匿名での相談も受け付けています。 高齢や障がいによって判断能力が十分でない方が不利益を被らないように、家庭裁判所に申し立てをしてその方を援助する人を付けてもらう制度です。 ※法定後見制度の他にも、判断能力がある段階から、あらかじめ備える「任意後見制度」もあります。 ※日常生活自立支援事業は成年後見制度と似ていますが、サポートできる範囲が異なります。  詳しくは地域包括支援センターにお問い合わせください。 虐待されている高齢者の多くに、なんらかの認知症状がみられると言われています。その理由として介護、特に認知症介護の負担が虐待と大きく関わっていると考えられています。介護負担の軽減には、認知症に対する正しい理解が必要です。認知症の早期発見と適切な支援で、虐待を未然に防ぎましょう。 介護は想像以上に大変です。介護をする人が心身ともに疲れてしまい、追い詰められてしまうことも虐待の原因の一つとされています。一人で抱えこまず、介護サービスを利用することで負担を軽くしたり、リフレッシュする機会を持てるようにするなど、介護者を支援することも必要です。 家族で介護している人、または介護施設で働く人などによる、主に次の5つの行為をいいます。・財産管理:本人に代わり、財産管理を行います。財産を維持するだけではなく、必要に応じて処分することも含まれています(裁判所の承認が必要な場合もあります)。その内容は、日常の金銭管理から重要財産の処分まで多岐にわたります。・身上監護:本人の状況(健康面・生活面)に配慮し、不安なく生活するために契約等を行います。身上監護とは法律行為に基づくもので、介護や看護(本人の身体に触れる行為)を行うことは含まれません。身体的虐待殴る、蹴る、やけどを負わせる、ベッドに縛り付けるなど介護・世話の放棄・放任食事をさせなかったり、ごみを放置するなど劣悪な環境の中で生活させるなど心理的虐待怒鳴る、無視する、子ども扱いするなど性的虐待キス、性器への接触、懲罰的に裸にして放置するなど経済的虐待高齢者本人のお金を使わせない、預貯金を勝手に使うなどPublic Information DAIGO December 20158

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