広報だいごNo.713
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 本校は、大子町教育委員会、大子町教育研究会の指定を受け、昨年度から2年間にわたり「自らの思いや考えを伝え合うことで、学びを深める指導法の工夫」というテーマで研究を進めてきました。具体的には、授業の中で出された課題について、一人一人が考えたことを小グループや全体の前で発表する機会を意図的に設定し「伝え合う力」を育成しようとする研究です。生徒たちは、自らの考えを友人に話すことで「伝える力」はもちろんですが、情報収集能力も自然に身につけられるようになってきました。また、学年が上がるにつれて、教科の特性を取り入れた話合いの仕方を身につけ、自らの考えをより論理的に伝えられるようになってきます。 授業以外では、毎週水曜日の朝15分間に、4~5人の異学年交流の班を作って、出題された課題について話合いをする、「コミュニケーションタイム」を設定しています。課題はその週の担当になった教師が生徒に伝えて、各班の生徒の司会で話合いを進め、最後に各班で交流します。課題によってはかなり難しい内容のものもありますが、生徒たちは真剣に取り組み、なるほどと思うような話合い活動を行えるようになってきました。 これらの活動は、相関関係にあり教科とコミュニケーションタイムが相乗効果で生徒の学力に結びついています。また、行事や対外的な発表の場でも、生徒は原稿なしでも堂々と発表するようにしています。現在取り組んでいるのは、大子町教育委員会と連携して一人1台のICT機器(ノートパソコン)を使ってプレゼンテーション能力を育成しプログラミング的思考を育成することです。研究はまだまだ道半ばで、生徒たちと共に教師も成長できるよう日々取り組んでいます。第33回輝く大子の子どもたち■問合せ 教育委員会事務局 学校教育担当 ☎79-0170大子町立南中学校「伝え合う力」を育成し生きてはたらく力の育成~生徒と共に教師も日々成長~7Public Information DAIGO January 2018

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