広報だいごNo.724
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特産品流通公社だより 一般社団法人大子町特産品流通公社(愛称:グランだいご)は、大子で生まれた優れた特産品を知ってもらうため、様々な活動を行っています。今号では、町の特産品であるりんごとこんにゃくに関するニュースをお届けします。大子町の新品種りんご「奥久慈宝紅」目揃え会で出荷基準などを確認こんにゃくの販路拡大とブランド化目指して「奥久慈大子こんにゃくの会」発足 大子町産りんごのオリジナル品種「奥久慈宝紅」の出荷を前に、JA常陸大子町りんご部会が10月16日に目揃え会を開催しました。目揃え会には仲野廣部会長をはじめ、生産者など約20人が参加し、県山間地帯特産指導所で収穫した宝紅をモデルに、着色や形、品質などによって秀品と優品の規格や販売・出荷基準を決めました。 宝紅は、蜜が多くて人気品種の「こうとく」と「ふじ」を交配させた新品種として昨年商標登録されたりんごです。甘さと程よい酸味が特徴で食感も良く、蜜が入るものもあります。県農業総合センター及び同部会によると、今秋の適格品はまだ量が少なく、すべてのりんご園で本格販売するのは数年後になる見込みとのことでした。公社では、数量限定で予約販売を行いました。 大子町の特産品の一つ、こんにゃくのさらなる品質向上と販路拡大を目指し、「奥久慈大子こんにゃくの会」の設立総会が10月17日に開催され、立会人の綿引町長ほか関係者21人が参加しました。会の発足に伴い、同町で生産・製造・販売されるこんにゃくを「奥久慈大子こんにゃく」の名称で統一し、ブランド化を図ることも決めました。 大子町のこんにゃくは、江戸時代に水戸藩の専売品として藩財政を支え、同藩保内郷の中島藤衛門がこんにゃく芋を粉末にする方法を考案したことで、その栽培と販売は全国に広がっていきました。歴史ある特産品として地域経済を支えてきたものの、近年は従事者の高齢化や担い手不足などによって収量、収益が伸び悩み、これまで生産、加工、販売の各者がそれぞれに活動してきたこんにゃく業界の協力体制が不可欠と、会の発足に至りました。 会長に就任した菊池常勝さんは、「本来なら相反するところもあるが、互いに協力し合わないと現在の厳しい状況を乗り越えられない。皆さんの協力をお願いしたい」と述べました。同会では今年度、PRグッズ製作や体験型イベントの開催、SNS等での情報発信を行い、町内外に「奥久慈大子こんにゃく」をアピールしていく予定です。■問合せ 大子町特産品流通公社 ☎76-822013Public Information DAIGO December 2018

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