広報だいごNo.717
14/20

平成29年度我が家の作文コンクール 町内小学2・4・6年生と中学2年生を対象に、「我が家の作文コンクール」を実施しました。広報だいごでは、4月号から引き続き優秀作品6作品を続けて掲載しています。町長賞家族への感謝大子中学校2年 川島 蓮  私の家は父、母、姉、私の四人家族です。父は横浜でリフォームの仕事をしている為、家にはほとんど帰って来れません。姉は東京の専門学校の寮に入っている為、家にいません。だから、実際は母と二人暮らしです。 母は自営業で、家で仕事をしています。美容師なのでいつも家にお客さんがいます。私も、いつも髪を切ってもらいます。いつも間近で仕事を見たり手伝ったりしているので、働く事が大変だということがひしひしと伝わってきます。 私はソフトテニスをやっています。学校だけの練習では足りないので、夜間練習にもいっています。家からテニスコートまでが少し遠いので、母が毎日車で送り迎えをしてくれています。それに試合や選抜の練習などもほぼ毎週あります。そんな時は朝四時起きなど、負担がとても母にかかっていると思います。 私は試合が上手くいかなかったり、嫌な事があると、母に対しての態度が悪くなる時が多々あります。迷惑をかけていると思っていても、ついふてくされてしまいます。「誰の為に送り迎えしていると思ってるんだ。」と、何度も言われました。感謝しているつもりでしたが、いつの間にか当たり前のように思ってしまっていました。仕事が忙しいのに送ってきてくれていることをすっかり忘れていました。母はテニスについてアドバイスをしてくれたり、「頑張れ」と言ってくれたりしていました。ふと考えてみると、今まで母にありがとうとほとんど言ったことがないことに気がつきました。そしてある日、母に「いつもありがとう」と言いました。すると母は笑顔で「頑張れよ」と言ってくれました。 私が色々な事ができるのは、自分の努力だけでなく、母や父の応援や送り迎えがあるからだと改めて分かりました。今まで私は何もかも、してもらってばかりで家族に何かをしてあげたことがありませんでした。ですから、感謝の気持ちを伝えることがこんなにも大変だと知りませんでした。これからは何事にも感謝の気持ちを持って接したいです。 私は将来、美容師になろうと思います。理由は、母の仕事をしている背中を見て、かっこいいと思ったからです。仕事をして、家事をして大変なのに笑顔でいる母。私のあこがれの人は母です。今まで会った人の中で一番輝いていてかっこいいと思います。 私は、家族にしてもらったことをたくさんの人にして、人から「ありがとう」と感謝されるような人間になりたいです。困っている人を助けたりするのはとても簡単なことではないと思いますが、少しずつ、一つずつ行動を起こしていきたいと思います。Public Information DAIGO May 201814

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です