広報だいご_No.719
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保健コーナー糖尿病を予防しましょう 厚生労働省の平成28年「国民健康・栄養調査」によると、糖尿病・糖尿病予備群(糖尿病が強く疑われる人)の合計は20歳以上のおよそ4人に1人と推定されています。 大子町の健診結果(国保対象)では、血糖値が基準値より高い保健指導対象者や受診勧奨者は2人に1人で、外来医療費は、高血圧に続き糖尿病が多く、生活習慣に関連する疾病が上位となっています。日頃の食生活に気をつけ糖尿病を予防しましょう。○糖尿病とは・・・ 食べ物が体内に入ると、膵臓から血糖値を下げるインスリンというホルモンが分泌され、血液中のブドウ糖の量を調整しますが、このホルモンがうまく作用しないことで、ブドウ糖が利用されずに血液中にあふれてしまう病気です。○ブドウ糖があふれるとなぜいけない? 血液中のブドウ糖が多い状態が続くと、血管を傷つけ血液の流れが悪くなり必要な酸素や栄養が全身に行き届かなくなって、細胞や臓器に障害が起こります。 血糖の高い状態が慢性的に続いていても、自覚症状は現れません。しかし、そのままにすると3大合併症(腎症・網膜症・神経障害)や突然死の危険性がある脳梗塞や心筋梗塞などの大きな病気につながります。○食生活のポイントは・・・ 糖尿病予防に限らず、適切なエネルギー量をとる、バランスの良い食事をとることが体にとって良い食生活です。血糖値を考えた場合、食べる頻度・時間・食べる順番もポイントです。できる事から始めましょう。○生活習慣で糖尿病になりやすい人は・・・ 該当する項目が多いほど、糖尿病にかかりやすい生活を送っています。食生活を見直してみましょう。□お腹いっぱい食べることが多い。  □食事の時間や回数が不規則である。□早食いである。  □野菜・きのこ・海藻をあまり食べない。□揚げ物やあぶらっこいものをよくとる。  □間食をとることがしばしばある。 □運動不足である。  □たばこ、加熱式電子たばこを吸う。□1日の飲酒はビールや日本酒を3本(合)以上飲む。■問合せ 健康増進課 健康増進担当 ☎72-6611・網膜症⇒視力の低下、失明・腎症⇒人工透析・神経障害⇒壊疽・脳梗塞⇒命の危険          半身不随や重い障害・狭心症・心筋梗塞    ⇒命の危険      重い障害・末梢動脈疾患足病変        ⇒ 歩行障害【糖尿病の主な合併症】【食べる量に気をつける】 肥満になると血糖値を下げるインスリンの効きが悪くなります。 エネルギー量をコントロールしましょう。 体重を1㎏減らすには約7,000kcalの消費が必要です。1か月で1㎏減らすには・・・ 7,000kcal ÷30日=約230 kcal 1日約230 kcalをマイナスしましょう!(食事で150kcal減、運動で80 kcal消費が黄金比率!)【食べる順番に気をつける】 糖質が多い食べ物は、食後すぐに血糖が上がります。副菜、主菜、主食の順で食べることで血糖値の上昇がゆるやかになります。【食べる頻度・時間に気をつける】 1日3食、なるべく決まった時間に食事をとることで、血糖値の動きをゆるやかにできます。食事を抜くとリズムが乱れ膵臓に負担がかかります。 3食よりも2食、2食よりも1食の方が、食後の血糖値が急激に上がります。【食べる内容に気をつける】 必要な栄養素がバランス良くとれる食事は体に良いのはもちろん満腹感を得やすくなります。主食、主菜、副菜をそろえて食べましょう。麺類や丼物の単品メニューは、早食いになりやすく、炭水化物が多いため血糖値の急上昇につながります。野菜・海藻・きのこ類肉・魚・卵・豆腐ご飯・パン・麺類⇒⇒※炭水化物を最後に!細小血管症大血管症脳梗塞網膜症腎症神経障害心臓:狭心症・心筋梗塞末梢動脈疾患足病変主菜副菜主食汁物Public Information DAIGO July 201810

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