広報だいご_No.721
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保健コーナースマホに子守りをさせていませんか? ここ数年、スマートフォンやタブレットなど新しい電子メディアが急激に増え、生活する上で欠かせない物になっています。 乳幼児期は、光や動くものが目に入りやすく、音がするものに興味を持ちやすいです。そのため、スマホやタブレットを見せることで泣き止んだり、静かに過ごしたりする子が多いです。しかし、様々な問題に繋がると現在問題になっています。 現代は、乳幼児のお母さんの約98%はスマートフォンを持ち、テレビからニュースや天気予報を見るなど生活の中で欠かせないものとなっています。そのため、工夫して生活することが大切です。☆スマホやタブレット等が引き起こす悪影響1 言葉の発達に影響を及ぼします。2 視力が低下します。3 体力・運動能力が低下します。4 親子の会話や体験を共有する時間が奪われます。5 人への関心が薄くなり、人に反応しなくなる可能性があります。6 表情が少なくなる可能性があります。☆人とふれあう関わりが大切です◇赤ちゃんと目を合わせることが大切です。・生まれたばかりの赤ちゃんでも、明るい、暗いの区別がつき、明るい方を見ようとします。特に30cmくらい離れた人の顔に注目することが分かっています。スマートフォンを見ながら、お子さんと目を合わせず会話することで、自分に関心がないと認識し、言うことを聞かなくなったり、甘えん坊になったりすることもあります。・赤ちゃんが声を出した時にはできるだけ応じ、相手をしてあげることで、愛着形成が進みます。◇赤ちゃんの「泣き」や「ぐずり」には意味があります。・言葉を話せない赤ちゃんは、泣いたりぐずったりすることで「お腹が空いた」「オムツが濡れた」「暑い」「寒い」などの生理的欲求や、「抱っこして」「遊んで」などの情緒的欲求を訴えます。泣き止まないからスマートフォンの動画や写真を見せるのではなく、「どうしたの」と声をかけたり、抱っこなどを繰り返したりすることで親子の絆ができていきます。◇体で感じる遊びは、感情を育てます。・自分の体をコントロールできるようになり、人・自然・物との触れ合いの中で、赤ちゃんの様々な感情が育っていきます。両親の反応に対し、自分の意思で笑うこと、嬉しい、悲しい、怒りなどの感情を体で表現すること、両親の顔や臭いを記憶し、人見知りをするなどの発達が見られます。・大人の行動を真似したごっこ遊びやお手伝いなども心身の発達を促します。お父さんやお母さんなどと同じ物を見て、自分の気持ちに共感してもらうという体験は自分を認めてもらったという心が育ち、心の発達の基礎に繋がります。☆電子メディアを使用する際のアドバイス1 2歳までは、テレビ・DVD視聴時は工夫して見せてあげましょう。2 授乳中や食事中のテレビ・DVDの視聴は控えましょう。3 できれば、メディアに接する時間は、1日2時間までが理想です。4 子どもの部屋には、テレビ・DVD・パソコンの設置は控えましょう。5 お子さんと利用のルールを作り、メディアと上手に付き合っていきましょう。■問合せ 健康増進課 健康増進担当 ☎72︲661111Public Information DAIGO September 2018

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