広報だいご No.725
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保健コーナー 食中毒の原因となる細菌やウイルスのうち、日本で最も患者数が多いのが、ノロウイルスです。 ノロウイルスによる食中毒は、8~9割が11月から3月にかけて発生しています。■問合せ 健康増進課 健康増進担当 ☎72-6611―冬季に流行する感染症―ノロウイルスとは? 感染者のふん便や嘔吐物とともに排出され、人から人へ感染するウイルスです。人の腸管でのみ増殖し、食品中等で増えないのが特徴です。 ノロウイルスを大量に含んだふん便や嘔吐物が手に付き、手洗いが不十分であると、食品(寿司、サンドイッチ等)によって感染します。また、汚染した二枚貝(カキ、シジミ等)が原因となることがあります。 ノロウイルスを大量に含んだふん便や嘔吐物が直接、またはトイレのドアノブ、手すり等の身の周りを汚染した場所に触れ、あるいは乾燥して塵となり浮遊したウイルスが口に入ることにより感染します。ノロウイルスにご注意ください!【症状】吐き気・嘔吐・下痢腹痛・微熱吐き気・嘔吐・下痢感染ルート1.食品から2.人から一般によく利用されるアルコール消毒も、ノロウイルスにはあまり効果がありません!感染を防ぐために効果的な予防策を徹底することが大切です!①感染した方のふん便や嘔吐物を処理する際は、使い捨ての手袋、マスク、ガウン等を着用しましょう。②嘔吐物等をペーパータオルで覆い、その上から消毒液(濃度1000ppmの次亜塩素酸ナトリウム)を注ぎ、10分後に回収します。再度、消毒液で拭きます。③処理した嘔吐物等や使用した手袋、マスク、ガウン等はビニール袋に密封し処分します。④よく手洗いをします。― 感染予防のポイント ―― 感染した方のふん便や嘔吐物処理について ―①食品は十分に加熱調理して食べるようにしましょう。 ・85℃で1分以上加熱することによって、感染力が失われます。②食事や調理をする前、トイレに行った後は必ずよく手を洗いましょう。③常に清潔を保ちましょう。 ・まな板や包丁等は洗剤でよく洗った後に、消毒液(濃度200ppmの次亜塩素酸ナトリウム)に約10分浸して消毒し、その後水洗いします。 ・感染した方が使用したトイレ、食器や衣類、触れたドアノブ等は、消毒液(濃度200ppmの次亜塩素酸ナトリウム)で消毒し、金属部分は10分後に水拭きます。※衣類は、色落ちにご注意下さい。★消毒液の作り方★市販の塩素系消毒剤や漂白剤で簡単に作れます!◎濃度200ppmの次亜塩素酸ナトリウム ペットボトルキャップ2杯+水2L◎濃度1000ppmの次亜塩素酸ナトリウム ペットボトルキャップ8杯+水2L2L2L15Public Information DAIGO January 2019

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