広報だいご No.734
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大切な家族南中学校 2年 小室晴雅 「晴雅、7時だよ起きて!!」僕は母の声で毎朝目覚める。 僕が目を覚まし、2階から降りてリビングに行くとほかほかの湯気があがるおいしそうなご飯が置いてある。「いってきます。」と言って僕が家を出ると、「いってらっしゃい。」と両親は毎朝必ず返事をしてくれる。「いってらっしゃい」と言われると、少しだけ応援されている気持ちになる。 僕にはいつも陽気な母がいる。夜、仕事から帰ってきた母は、あっという間にお風呂を洗い、晩ご飯を作っている。そして、夜遅くに僕が1階に降りて行くと、母はいつもお皿洗いをしている。そんな姿を見て、1日中働いている母はすごいと思う。 そして、僕には自慢できる父もいる。 「お父さん、あれは何?」僕がわからない事を聞くと、丁寧に教えてくれる父親。優しく何でも知っている父を尊敬する。 これが僕の日常の生活。僕にとって当たり前の生活だ。 家にいる時、僕は家の仕事を全くやらない。 母は、「お母さん明日から泊まりで2日間いないから。」と言って出て行った。 母が用事で2日間留守になり、父と僕だけが残った。 僕は今まで家事をやった事がなかったので何もできなかったが、父はご飯もお皿洗いも家の仕事を全てやってくれた。夜遅くに、飲み物を取りに、2階の自分の部屋から下に降り、台所に行くと、「大変だな。」と言いながらお皿洗いをしている父がいた。「お父さん手伝う?」大変そうにしていたので思わず声をかけた。お父さんも明日朝早くから仕事なのに、「大丈夫だよ。明日、朝早いから寝な。」と言ってくれた。 あの2日間で、家族の大切さや、何気ない日常が両親の苦労で支えられていたことを改めて感じることができた。 僕は今年、中学3年生になる。そして受験がある。段々と大人になっていく自分。どんな時でも僕を支え、成長を見守ってくれる家族がある。 何でもできる母、そして父の大きな背中。両親のような温かく、強い大人を目指し僕はこれからも成長していく。平成30年度 我が家の作文コンクール 「晴雅、7時だよ起きて!!」教育長賞 町内小学2・4・6年生と、中学2年生を対象に「我が家の作文コンクール」を実施しました。広報だいごでは、6月号から優秀作品6作品を掲載しています。また、入賞作品39点が掲載された作文集を中央公民館で配布しています。15Public Information DAIGO October2019

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