広報だいごNo740
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現在、世界的にも人と森林環境に関する研究が盛んに行われ、森の中での健康効果だけでなく、子どもの発達発育についても科学的な測定が継続的に行われています。全国的に広がりを見せる“森の中で子どもの主体性を育む保育”を実践する「森のようちえん」の園児は、「非認知能力」や「体力調査を始めとする身体の育ち」のほか、脳の「前頭葉の発達有意」に優れているという結果が測定されています。デンマークでは、小学校で森のようちえん卒園児の評価が高まり、森のようちえんの普及につながっているそうです。問合せ 大子町森林セラピー協議会事務局(まちづくり課) ☎72-1131大子町森林セラピー協議会Facebookページでも情報発信中♪2月8日にNPO法人「森は海の恋人」の畠山重篤氏を招き、“健康な森がもたらす「森の力」”や“自然環境を活かした地域づくり”をテーマに講演会を開催しました。畠山氏は、“環境体験教育”の大切さについて説いたほか、森の多様な動植物を育み、流域の川や海を豊かにすることで森と海をつなぐ「腐葉土」について講演しました。腐葉土はラテン語で「他者を支える」という意味を持ち、畠山氏からは「腐葉土のように“他者を育てる存在”になりなさい。」というメッセージが贈られました。最後に、「森の環境を整えることで海の環境を改善することができる。森や川や海そのものは大地を通して密接につながっていることを川の流域に住んでいる人たちに伝えていきたい。」と結びました。森林セラピーシンポジウム「人の心に木を植える」を開催しました。*森のコラム*森の子育てのススメ。Public Information DAIGO April 202016
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