広報だいご お知らせ版 No.199
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町内における最終処分場建設に対する反対表明について 大子町は,国名勝袋田の滝,久慈川の清流といった全国有数の景勝地やのどかな田園風景,八溝・阿武隈山系の山々など,水と緑の豊かな自然に恵まれております。私たちは,この豊かな自然を将来の世代へと継承して行かなければなりません。 近年,全国的にごみが最終的に行き着く場所である「最終処分場」の確保が大きな問題となっており,過疎地への建設の動きが顕著となっております。そこで,5月1日より元号が「令和」となり,新しい時代が始まるのに当たり,最終処分場の建設に対する大子町の考えを改めて表明いたします。 最終処分場が建設された場合,地下水,河川及び土壌の汚染が懸念されます。最終処分場に敷かれる遮水シートの事故や経年劣化による破損の危険性は,長期的には否定できません。また,災害時の施設の崩壊等による廃棄物の流出等も考えられます。さらに,搬入時の廃棄物の飛散等による生活環境,自然環境への悪影響や町の基幹産業である観光業,農林業への風評被害が心配されます。 よって,大子町は,町民の安全・安心な生活と恵まれた自然環境を守り,町民と一体となって取り組む「日本一幸せな大子町づくり」の実現を目指すため,最終処分場の建設には一貫して反対しております。 令和元年5月20日 大子町長 高 梨 哲 彦

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