ブックタイトル大子町第5次総合計画 後期基本計画 平成27~31年度

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概要

大子町第5次総合計画 後期基本計画 平成27~31年度

第2節林業の振興と豊かな森林の保全前期の取組と課題1担い手の確保と経営基盤の強化(取組)林業指導所や森林組合等と連携し,林業関係団体への補助金交付をはじめ森林整備の新たな担い手の確保と育成に努めました。また,認定事業体が雇用する作業員などの労働環境向上ため,社会保険料の一部を補助しました。(課題)木材価格の低迷により利益がでる経営が難しく,そのため林業に対する意欲が低下し担い手の確保が困難となっています。2森林整備の推進(取組)森林湖沼環境税による補助事業により,2,772haの間伐を行い森林の整備に努めました。また,県の補助事業による身近なみどり整備推進事業により里山の森林24.8haが整備されました。(課題)長引く木材価格の低迷により山林所有者の森林に対する関心が低くなり,間伐作業等が遅れ森林荒廃化の傾向が見られるなか,森林湖沼環境税の補助事業により無料での間伐作業を実施していますが,作業箇所の奥地化や境界の不明等により事業実施箇所の確保が困難となっています。3森林の保全(取組)緑の少年団活動への支援,緑の募金運動への取り組み,ポスター及びパンフレット配布等により,二酸化炭素の吸収作用など森林の持つ多面的機能の重要性について周知し森林環境づくりに努めました。また,山林災害防止のため山林の保安林指定や治山工事の要望を行いました。(課題)地球温暖化等がマスコミに取りあげられ森林の重要性が認識されつつありますが,山林経営が難しく森林所有者の保全意欲の低下が課題となっています。また,地権者等からの申請により国・県に対し治山工事の要望を行っても,他事業個所の関係等により,治山工事の実施に至らない事例が見受けられます。4生産基盤の整備促進(取組)既設林道の維持管理をはじめ,一般林道(志那志沢線,滝沢線)及び広域林道奥久慈グリーンライン※(水根,持方線)の開設に取り組みました。(課題)林道は,森林整備用道路として利用されているほか,地域住民の生活用道路や観光用道路としても利用されていますが,地域住民の高齢化や森林整備作業の減少等により林道の管理補修が課題となっています。また,近年の集中豪雨の増加により林道補修の対応に苦慮しています。※奥久慈グリーンライン地域の生活環境の向上のため開設している高規格の林道。後期基本計画【第2章】活力あるまちづくり【第1項】安全で信頼できる農林畜産物の産地づくり109