ブックタイトル大子町第5次総合計画 後期基本計画 平成27~31年度

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概要

大子町第5次総合計画 後期基本計画 平成27~31年度

第4節消防・救急体制の強化後期基本計画【第1章】住みよいまちづくり【第2項】安全・安心に暮らせるまちづくり前期の取組と課題1消防体制の充実(取組)本町には婦人防火クラブ及び幼年消防クラブの民間防火組織が10団体あり,日ごろから地域住民に対する防火意識の啓発活動を行いました。東日本大震災を教訓に,平成23年10月1日付で町内48個部全部に情報収集のための機能別消防団員を配置し,本町の消防団員数は,平成26年4月1日現在517名となりました。火災予防条例で設置が義務化された一般住宅への住宅用火災警報器※の設置推進に取り組みました。県による消防広域化推進計画に基づき,県北ブロックでの研究会を3回程度開催しましたが,広域化に係る具体的な動きには至りませんでした。(課題)婦人防火クラブ及び幼年消防クラブは主に所属地域の啓発活動を行っているため,当該クラブのない地域への継続的な啓発活動を検討する必要があります。全国的に人口減少による消防団員確保が困難になっています。本町の消防団員もサラリーマン化が進んでいて町外に勤務している団員が多く,平日昼間の災害では団員の現場集結に長時間を要しているところです。多くの家庭で,住宅用火災警報器は設置されていても火災予防条例に基づいた設置場所ではないため,正しい設置場所への周知をしていく必要があります。国は平成25年4月に基本指針の改正を行い,広域化の期限を平成30年4月1日に延長することが示されました。これを受け現在県では「茨城県消防広域化推進計画」を改訂中で,県の推進計画に基づき,消防の広域化について対応していく必要があります。2消防施設・設備の整備(取組)国補事業を活用し,消防水利の整備に努めました。老朽化した消防用施設等の計画的な更新整備に努めました。消防救急無線について,平成28年4月運用開始予定でデジタル方式への整備を推進しました。また,ドクターヘリ※のランデブーポイント※を町内各地に整備しました。(課題)防火水槽設置用地,ドクターヘリランデブーポイントの確保は,地域住民の土地提供者等の協力が必要となるため用地の確保が課題となっています。3救急救助体制の強化(取組)平成22年度に救急自動車を更新し,救急業務の高度化に対応した資器材の整備に努めました。救急救命士資格取得者を2名採用し,救急救命士養成研修に1名の職員を派遣しました。3名の救急救命士を増員した救急出場体制により,救急救命士の搭乗率の向上に努めました。応急手当普及講習会を開催し,バイスタンダー※の育成に努めました。(課題)救急救命士資格取得者の高齢化及び職制等に就くことにより,救急車への搭乗率が低下するため継続的に養成していく必要があります。また,24時間使用可能なAED※の設置を検討する必要があります。68