広報だいご No.763
11/20

【中学校編】大子町は、令和2年度と3年度の2年間、茨城県教育委員会から「小中学校における遠隔教育実証研究事業」の指定を受け、研究に取り組んでいます。小・中学校それぞれ1つの配信校と複数の受信校をオンラインの遠隔システムで接続し、優れた指導力をもつ教員による遠隔授業を行う事業です。       す。中学校では、生瀬中学校から、大子西中学校と南中学校にオンラインで授業を配信しています。2年生を対象とした数学科の授業です。隔合同授業も行いました。単元は「平行と合同」で、「星形五角形の内角の和の求め方」について考える学習です。配信校の教員が本時の学習課題と考えるための視点を説明し、それをもとに生徒が個人やグループで課題を考えていきます。生徒の考えは、タブレット端末のノート機能で全員に共有されるので、他のグループや他校の生徒のノートを参考にしながら配信校の教員は2校それぞれの生徒の考えをリアルタイムで確認しながら、個に応じたアドバイスをオンラインを通して行います。同時に、受信校の教員は、一人一人に合ったきす。最後は、2校での学び合いです。それぞれの学校から、生徒たちが考えを発表し、話し合います。モニターでそれぞれの教室の様子が映し出されるので、離れていてもお互いがその場にいるような雰囲気の元での話し合いとなりました。生徒からは、「ほかの学校と一緒に学習することによってさまざまな解き方を考えられた」「自分では思いつかなかった考えを、他校の子が説明していて、分かりやすかった」という感想が挙げられました。オンラインのメリットを最大限に生かした合同遠隔授業により、学習のねらいをしっかりと達成することができました。大子町のICT教育11 Public information DAIGO March 2022配信校教員による本時の学習課題の説明 しましたが、今月は中学校の紹介で生徒の考えが書かれたタブレット端末の電子ノート11月には、受信校同士を結んだ遠10月号では、小学校の実践を紹介受信校教員による個別指導め学細習やをか進なめる個別こ指と導がでを対き面まです行。いま自分の考えを相手校に説明する生徒

元のページ  ../index.html#11

このブックを見る