ガソリン携行缶はガソリンを運搬するための金属製の容器で、ホームセンターや自動車用品店などの実店舗、インターネット通信販売などで販売されています。ガソリンの貯蔵、取り扱い、運搬方法等については消防法令により規定されており、ガソリン携行缶以外のポリタンクなどにガソリンを入れて運搬することは禁止されています。そのため、刈払機や耕運機、発電機への給油等でガソリンを運搬する場合はガソリン携行缶を使用する必要があります。
事例1
15年前にホームセンターで購入したガソリン携行缶にガソリンを入れ、倉庫に保管していた。ガソリンの臭いがするので調べると底に亀裂が生じ、ガソリンが漏れていた。(70歳代 男性)
事例2
2年以内に購入したガソリン携行缶でガソリンを保管していた。保管していたガソリンが減っていることに気付き、確認したところ、底に数ミリの亀裂が入っていた。(70歳代 男性)
ひとこと助言
- ガソリン携行缶でガソリンを長期保管したり温度変化の大きい場所で保管したりすると、内圧の変化が繰り返され、亀裂が生じて漏れることがあります。ガソリンは揮発性が高く、引火しやすい危険物であるため、携行缶を使用する際は、取扱説明書に従いましょう。
- ガソリン携行缶は高温になる場所に置かないでください。中のガソリンが蒸発して内圧が上がり、キャップを外した際などに噴出する危険があります。
- 一度でも変形したことがあるガソリン携行缶の使用はやめましょう。
詳しくは、国民生活センターホームページをご覧ください。