百日咳は、百日咳菌によって起こる急性気道感染症です。母親からの免疫が十分でなく、乳児期早期から罹患する可能性があり、特に生後6カ月未満の乳児では重症化しやすく、まれに死に至ることもある疾患です。
茨城県における百日咳の報告は、2025年の累計報告数は832例(6月19日時点)となり、全数把握対象疾患となった2018年以降、最多となっています。また、全国的にも報告数の増加が続いています。
百日咳の予防には、ワクチン接種が有効です。また、手洗い、マスク着用、咳エチケットなどの基本的な感染対策も重要です。感染拡大を防ぐため、基本的な感染対策に努めてくださいますようお願いいたします。