ぼっちでアート推進事業
「わらぼっち」は、稲を刈り、おだがけ、脱穀し終わった稲わらの保存する先人の知恵として受け継がれてきた。以前は秋から冬にかけての風物詩だったが、設置者の高齢化や稲刈りの機械化などによって年々作られる数が減少している。
ぼっちでアート推進事業とは
大子町では、町内各地に「わらぼっち」を作ることで、奥久慈大子の牧歌的風景を演出し、魅力ある地域づくりを推進するため、秋から冬にかけて「わらぼっち」を設置する個人・団体を募集している。
設置者は、所有しているか所有者の許可を得ている大子町内の田んぼ又はその周辺の土地に、各自で設置を行う。稲刈りが終ってから10月末頃までに設置し、その場所や数を申請することで、その年の「大子町わらぼっちマップ」に掲載される。マップは、主に観光客向けに配布・公開されている。
令和4年度大子町わらぼっちマップとGoogleマップのQRコード
わらぼっちについて
稲刈りの後から順次作られ、農作業が始まる翌年の2~3月頃にほとんどが解体される。
作り方は、最初に支えとなる芯杭を立て、その周りに稲わらを円を描くように積み重ねる。ある程度の高さになると、一人が上に乗り、もう一人が稲わらを投げて渡し、さらに積み上げていく。最後に、雨よけとなる笠上のわらを被せて完成。
大きさは、芯杭も含めると高さ3.5メートル以上、横幅は1.5メートル以上。稲わらの状態や量によっても変わるが、見比べると制作者の個性が見て取れるので興味深い。
事業が始まる以前から農村の趣ある風景として、多くの絵画の題材や写真の被写体となっている。
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- 2023年3月31日
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