くらし・行政

町長あいさつ

 大子町長の高梨哲彦です。

 町民の皆さまには、日頃より町政運営に対し温かいご理解とご協力を賜り、心より感謝申し上げます。 ここに、町政の取り組みと今後の方向性についてごあいさつ申し上げます。

 令和8年度は、第7次大子町総合計画「だいご未来ビジョン2027」に掲げる将来像「豊かな資源をつむぎ 人々がゆたかに暮らし、訪れるまち 奥久慈に輝く日本一幸せなDAIGO」の実現に向け、社会情勢や地域課題の変化を踏まえながら主要施策を着実に推進していく重要な一年と位置付けております。人口減少や高齢化、生活様式の変化など、町を取り巻く環境が大きく変化する中、持続可能な地域運営の基盤強化が求められています。

 旧役場跡地で整備を進めている防災道の駅関連事業は、本年秋の完成に向けて工事が最終段階を迎えております。平常時には観光交流の拠点としてにぎわいを創出し、災害時には広域的な支援受入れや物資集積の拠点として機能する、防災と交流の双方を備えた施設となります。

 隣接地で建設中の(仮称)まちなか防災スクエアでは、内水氾濫の教訓を踏まえ、地下貯水槽や排水ポンプの設置に加え、地上での内水収容能力の強化を図る工事が進んでいます。また、町内各所では国の直轄事業として河川工事が進められており、令和9年の竣工を目指しています。地域の安全性向上と活力創出の両面から、町の将来を支える重要なプロジェクトとして着実に歩みを進めてまいります。

 AI乗合タクシー「たくまる」は導入3年目を迎え、生活交通としての定着がさらに深まっております。高齢者をはじめ移動手段の確保が課題となる中、通院や買い物など日常生活の移動を支える役割を果たしています。今後も利用状況や地域の実情を踏まえ、スクールバスや路線バスとの連携も含め運行体制の最適化を図り、移動に不安のない地域づくりを進めてまいります。

 教育分野では、町立中学校3年生全員を対象としたシンガポール海外語学研修を本年初夏に実施する予定であり、昨年より生徒および保護者への説明会を行っております。国際的な視野を育む機会を全ての生徒に提供することは、将来の人材育成に資するものと考えております。また、地域みらい留学制度の活用により、大子清流高校への県外からの入学者が増加しており、学校活性化や地域との協働による教育環境の充実を図りつつ、農業や林業の将来的な発展にもつなげてまいります。

 子育て・福祉施策としては、無痛分娩費の助成や常勤産婦人科医師の育成につながる就学資金貸与制度の創設など、切れ目のない支援体制を構築し、人口減少問題に取り組む姿を近隣自治体へ発信してまいります。あわせて、高齢者の健康づくり、介護予防、生活支援等の施策を一体的に展開し、全世代が安心して暮らせる地域環境の形成に努めてまいります。

 令和8年度の重点施策としては、「安全・安心で快適な生活環境の確保」「健康づくり・医療福祉の充実」「農林業振興および地域産業の活性化」「子育て・教育環境の向上」「公共交通やデジタル化等による暮らしの基盤整備」「協働による地域力の強化」の六つの柱を中心に、計画的な事業展開を図ってまいります。これらの取り組みを通じ、地域課題の解決と将来に向けた基盤づくりを継続してまいります。

 町政運営にあたりましては、町全体の利益と将来の展望を見据え、限られた財源を最も効果的に活用することが求められます。町民の皆さまには、日頃より地域活動や各種事業へのご協力をいただき、その一つ一つが大子町の力となっております。今後とも町と地域がそれぞれの役割を担い、持続可能なまちづくりに取り組んでまいりますので、引き続きのご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 町民の皆さまにとりまして、これからの毎日が健やかで安心して過ごせるものとなりますよう、心よりお祈り申し上げます。 今後とも、町政へのご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 

                                     令和8年4月

大子町長高梨哲彦