くらし・行政

町長あいさつ

大子町長 高梨哲彦 平成31年

 大子町長の高梨哲彦です。

 現在世界規模で感染が拡大している新型コロナウイルスは、我々人類にとって大きな変化をもたらしました。罹患された方々には御見舞を申し上げますとともに、お亡くなりになった方々へ哀悼の意を表します。

 大子町では、新型コロナウイルスのワクチン接種の3回目を進めているところであり、5歳から12歳までの方の接種においても準備を開始しています。現在町内6カ所の医療機関のご協力を得て、希望者に対し今春までに3回目の接種を終了させることを目標としています。新型コロナウイルスの影響で激変する生活様式の中ではありますが、町では並行してアフターコロナの未来を見据えた町の活性化に取り組んでいます。

 新庁舎建設工事は、本年の竣工に向けて順調に進んでいます。

 令和元年東日本台風災害を受けて当初の予定より着工が大きく遅れましたが、結果的には国と茨城県から多額の補助を受けられることとなり、北関東の公共施設の中でも大規模な木造建築となります。現在はすでに県内外から大きな注目を集めており、視察の問い合わせも受けております。一次産業の発展を支援する公共施設として、安全作業を祈りながら完成を心待ちにしております。高台への移転に伴う中心市街地の行政手続き機関や交通網の整備においても準備をしています。

 今年度スタートした「地域活性化企業人制度」においては、従来の官民連携事業をバージョンアップし、民間企業の社員が役場に常駐して直接事業に携わることで、自治体運営と民間企業のノウハウを融合させる取り組みです。

 株式会社さとゆめによる古民家活用事業では、新たな食の可能性を生み出し、人の流れを創出することを目的として、左貫本郷地区で150年以上の歴史を持つ古民家を活用し、探求型レストランを運営し、町内外からの多くの方にご利用いただきました。特産品や新鮮な地場野菜を使った料理は大変好評をいただき、予約席、当日席ともに連日満席の状況でした。今後も事業を継続し、大子町や古民家の魅力を発信して行けたらと考えております。

 また、アグリマス株式会社による健康づくり・介護予防事業では、高齢者の認知症予防や健康管理を目的として、武術太極拳の選手が大子町を訪れ、武術太極拳の講座を行っています。また、自主的かつ効率的に運動を行えるような動画配信の仕組みの導入や、武術太極拳のみならず、理学療法士や管理栄養士などの専門家によるヨガや認知症予防、栄養指導、口腔プログラムなどの動画コンテンツを地域の通いの場にて利用することが可能となりました。自治体は、民間のスペシャリストを活用することで、迅速かつ的確に課題が解決できるようになります。一方民間企業にとっては、社会貢献、人材育成、キャリアアップといったメリットが見込めます。官民相互が刺激しあい、最終的に、町の活性化につながることを狙いながら、高齢者の長寿へ向け先進的な取り組みを開始しています。

 町の第3の交通手段として投入したAI乗合タクシーは、1年間の実証実験を経て、昨年10月に本格運行を開始しました。今後も既存公共交通機関との連携による移動利便性の向上を図りつつ、町民の方々が便利に利用できる、よりよい公共交通網の形成を推進してまいりたいと思います。

 新型コロナウイルスの影響により、町内の小中学校については、リモート学習や活動短縮などの措置がとられ、教育内容についても心配なことが様々ありますが、全員を対象に配布したタブレットを有効に活用し、本年度導入した新しい教材を利用して学習に取り組んでくれています。ICTの導入により、最先端の教育を受け、将来の大子町に寄与してくれればと思っています。

 令和元年東日本台風の大きな災害から復興を図るべく、河川の改修工事、橋りょうの架け替え、道路の改良などたくさんの工事が始まり、日中の労働人口も増加しています。工事により町民の皆様に御迷惑をおかけしますが、私の掲げる「日本一幸せな町づくり」のもと、魅力あふれる大子町を全国へ発信しながら、引き続き、一次産業、観光、飲食、商工業をしっかりと支援し、コロナの難局を乗り越えていきたいと思います。

 予測のつかない時代ではありますが、未来に向けてバトンタッチできますよう、私も職員と力を合わせ、しっかりと大子町を支えていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。                    大子町長高梨哲彦