くらし・行政

町長あいさつ

 大子町長の高梨哲彦です。

 町民の皆様には日頃から大子町政に対して、御支援、御協力を賜り厚く御礼申し上げます。

 先の議会で可決された令和7年度予算を踏まえ、新年度の事業を開始いたしました。

 昨年策定した大子町第7次総合計画を基本軸としたうえで、より時代に即した良好な町民サービスを展開し、町民の皆様の明るい未来づくりへ貢献したいと思います。

 かねてより計画を進めております、中心市街地(旧役場跡地)については、本年度より防災道の駅構想が現実化され、イベント施設や大雨時に一時的に雨水を貯め込むことで住民の安全を守る(仮称)まちなか防災スクウェア、これまでの道の駅と併用し中心市街地の賑わいを拡充する観光交流施設、有事の際の飲用水を確保するため地中にタンクを埋設する耐震性貯水槽整備工事がスタートします。沿道の住民の皆様や道路を利用する皆様におかれましては、工事期間中に交通規制などで御不便をおかけしますが、御理解と御協力をお願い申し上げます。

 道の駅奥久慈だいごの隣接地にはドッグランも整備を予定しており、約2年弱の工程でもう一つの町の憩いの場を創ってまいります。

 AI乗合タクシー「たくまる」は、年毎に利用者が増加しており、本年4月から4台体制へ拡充し、町民の皆様の便利なツールとして成長しています。今後は、路線バスや中学校の生徒を送迎するスクールバスとして効果的な運行に努め、全世代にローコストで最良な移動手段へとさらに成熟させていきたいと考えております。

 またこれまでに引き続き、少子高齢化による人口減少に立ち向かうべく、将来を支える若者への投資の一つとして、中学生の修学旅行の内容を改め、次年度より海外語学研修としてシンガポールへ中学校3年生全員を派遣する予定で準備を進めております。さらに町内医療機関における人口減少対策をすべく、常勤産科医の育成を目指した産婦人科医師就学資金貸与事業や、妊婦の身体負担を軽減する目的として無痛分娩費助成金制度を開始いたしました。

 さらに、町の経済を支える農家への支援、移住定住促進に資する事業の促進などこれまでの成果や検討課題によりそれぞれカスタマイズを行い町民の皆様への支援にあたっています。

 高齢者の健康な暮らしを応援する帯状疱疹ワクチン接種女性をはじめとした各種助成制度もラインナップを整えてスタートさせました。

 今年度は上記の具体例を含めた全71の新規事業をこれまでの継続事業と併せ引き続き日本一幸せなDAIGOづくりへ努力してまいります。

 どうぞよろしくお願い申し上げます。

                                     令和7年4月

大子町長高梨哲彦