概要
大子町の位置
本町は茨城県の最北西端で、中心地(役場所在地)は海抜103m、東経140度21分、北緯36度46分に位置しています。北は八溝山系を境に福島県、西は栃木県、東は茨城県常陸太田市、南は茨城県常陸大宮市にそれぞれ境を接しています。
近隣都市との位置関係は、水戸市の北約55km、栃木県宇都宮市の北東約70km、福島県郡山市の南約80kmの地点にあり、水戸市と郡山市は国道118号及びJR水郡線で結ばれ、ほぼその中間点に位置し、宇都宮市とは国道,主要地方道などで結ばれています。
地勢
東西19km、南北28kmでやや南北に長いほぼひし形の形をしています。総面積は325.76km2と県全体の約20分の1を占める広大な町です。
面積の約8割は、八溝山系と阿武隈山系からなる山岳地で、八溝山をはじめ高笹山、男体山など県内有数の秀峰を擁しています。
この山あいから流れる中小河川は数多く、これらは源を福島県に発して町の中央部を流れる久慈川に注いでいます。この各河川に沿って、狭あいながらも耕地が開け、人家が集落を形成しています。
人口と世帯
昭和30年の合併当時の人口は、43,124人でしたが、平成22年の国勢調査では20,073人〔男性9,780人・女性10,293人〕となり、50年間で23,051人も減少しています。国勢調査における減少率をみますと、昭和40年から45年の10.4%をピークに、以後は徐々にその率も縮小していますが、人口減少に歯止めのかからない状況が続いています。
世帯数は、人口の大幅な減少にもかかわらず、昭和30年の7,779戸から平成22年の7,140戸と微減にとどまっています。1世帯あたりの人員数は年々減少しています。平成22年国勢調査では、1世帯あたり2.81人の人員であります。
気象
年平均の気温は12~13℃、年間の平均降水量は1,400~1,500mmと、低温多雨の山岳気候の特色を表しています。降霜期間は、11月初旬から5月中旬までも続き、晩霜のときは特産物である茶などが被害を受けています。また、降雪時期は12月から3月ごろまでですが、量は比較的少なく降雪のない月も珍しくありません。降雷は6月から7月ごろ特に北部地域で発生し、たばこや野菜などの農作物に被害をもたらしています。
大子町のあゆみ
本町は、もと陸奥国白河郡に属し、「倭名類聚鈔」のいわゆる白河郡17郷のうち、八溝山東南の地で、10世紀前半には既に「依上郷」として成立しました。その後、「依上保(よりかみのほ)」と呼ばれました。
その地方は、下総の結城朝光の孫、祐広が白河に居住以来いわゆる白河結城氏の影響を受け、在地領主の勢力拡張の場であったといいます。
さらに永正年間に至り、依上保は佐竹義舜の支配下におかれ、文禄の太閤検地によって、佐竹義宣が領有するところとなりました。以来、この地方は常陸国に属するようになったわけです。
この依上保は、慶長7年に佐竹義宣が秋田へ移封されてから、水戸の徳川氏の所有になりました。そして、明治元年に徳川昭武が水戸藩知事になり、明治4年7月の廃藩置県のときに水戸県に属し、同年11月13日に茨城県に属するようになりました。
今この地を「保内郷(ほないごう)」と呼んでいるのは、すなわち、この「依上保」からきた名称だといわれています。
その後、明治22年4月の市町村制実施によって、保内郷では大子村・依上村・黒沢村・宮川村・袋田村・生瀬村・上小川村・下小川村・諸富野村が誕生し、更に明治23年8月に依上村が分村して佐原村が生まれ、翌24年8月に大子村が大子町として町制を施行しました。以来、保内郷は1町9か村として長いあいだ歩んできました。
そして、昭和28年9月の町村合併促進法の施行に伴い、諸富野村は昭和30年2月に那珂郡山方町と久慈郡下小川村に分村して合併しました。また、一方、保内郷各市町村でも急速に合併気運が進み、昭和30年2月24日に保内郷1町8か村が一斉に合併議決を行い(下小川村は、那珂郡山方町と大子町に分村)、同年3月31日、現在の「大子町」が誕生しました。
大子町民憲章(昭和60年10月22日制定)
私たちは、美しい自然にはぐくまれた大子町民であることに誇りをもち、
住みよい町づくりに努めましょう。
- 自然の恵みに感謝し、資源を大きく育てましょう。
- 親切な心と笑顔に満ちた、人情豊かな町にしましょう。
- 仕事に励み、力を合わせて、生きがいのある町にしましょう。
町の木「ブナ」
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町の花「茶」
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町の鳥「オシドリ」
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「読書のまち」宣言
私たち日本人は、「自ら努力すること」や「人を思いやること」を大切にしながら、世界でもまれな、心の豊かな国を築いてきました。
しかしながら、近年、心の豊かさが失われつつあるような社会的な事件などが数多く見受けられます。
日本人のかけがえのない宝である心の豊かさを守り、育て、広げ、次の世代に伝えていくことが、今、私たちの大きな願いです。
私たちは、この願いを読書に託します。
読書は、私たちを、時間や距離を超え、豊潤な思想との出会いに導きます。
特に、幼児や青少年の読書は、彼らに多くの知的所産を与えるとともに、多様な創造力を培い、豊かな感性を育みます。
私たちは、このような読書のよさを活かし、読書を楽しむ人があふれる町づくり、読書を通じて心の豊さを育てる町づくり、読書のすばらしさを全国に発信する町づくりを目指し、
1 赤ちゃんを、読書の世界へ導くために、〔保健センターで〕【ブックスタート】に取り組みます。
1 園児に、読書の楽しみを伝えるために、〔保育所・幼稚園で〕【読み聞かせ】に取り組みます。
1 児童生徒に、読書の習慣を育むために、〔小中学校で〕【朝の読書】に取り組みます。
1 親子の、読書を通してのコミュニケーションを培うために、〔家庭で〕【家読(うちどく)】に取り組みます。
1 大子町の、読書の環境を整えるために、〔町中で〕力を合わせ全力で取り組みます。
2007年 私たち大子町は、この価値ある事業に町を挙げて取り組みます。
そして、読書のまち、ふるさと大子に誇りを持ち、日本中の人々に、読書のすばらしさを伝えます。
以上、今ここに「読書のまち」大子を宣言します。
平成19年6月13日
大子町
問い合わせ先
このページに関するお問い合わせはまちづくり課です。
本庁2階 〒319-3521 大子町大字北田気662番地
電話番号:0295-72-1131 ファックス番号:0295-72-1167
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- 2021年5月12日
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