山岡 草(やまおか そう)
倭紙芸鄙美式人形宗家
(やまとしげいひなびしきにんぎょうそうけ)
和紙のもつ
「温かさ・優しさ・力強さ」
奥久慈大子の豊かな自然のなか
「日本の心ひなびた美しさ」
「自然が創作の源である」との信念から、空き家を借りて、大子町の山里に一人移り住み、自然を神のごとく崇拝し、野に遊びながら作品づくりに没頭しました。人形は、常に自分の傍らに置いて我が子のごとく愛し続けたのです。
主な経歴
昭和5年
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和歌山市に生れる。
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昭和14年
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小学校4年生のとき、泣いている子に紙を丸めて持たせると笑顔に変わったのを見て、紙の持つ不思議な魅力に興味を覚え、人形作りを始める。
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昭和16年
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華道を習い始める。
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昭和22年
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高校卒業後、和歌山市内の郵便局に勤務する。
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昭和28年
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華道で和歌山県展「奨励賞」受賞
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昭和34年
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華道で和歌山県展「知事賞」受賞
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昭和40年
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和歌山市内で、花と人形を組み合わせた斬新な個展を開催し、好評を博する。
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昭和45年
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「和紙を使って、ひなびた美しさを残していきたい。」と倭紙芸鄙美式人形宗家としての創作活動を始める。
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昭和47年
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人形作りに専念するため上京し、目黒区内に人形工房を構えて積極的に創作活動を展開する。
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昭和47年~53年
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個展を7回開催し、草木染めと和紙を用いた独特な作風と芸術性が多くの人々の支持を得る。
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昭和54年
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新たな創作活動の場を求めて全国を訪ね歩いている途中、「鷺の巣」という停留所の名に誘われて、ふと降り立ち、豊かな自然が残る大子町の山田地区内がたいへん気に入り、定住を決意する。
以後、この地で「ひなびた美しさ」を求めて人形作りに没頭する。 |
昭和59年
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東京・銀座ミキモトで個展
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平成4年
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東京・銀座ミキモトで個展
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平成7年
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多くの独創的な作品を残し、65歳の生涯を終える。
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平成7年
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遺族が、600体を超える人形をはじめとした全部の作品を大子町へ寄付。
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問い合わせ先
このページに関するお問い合わせは教育委員会事務局生涯学習担当です。
大子町立中央公民館内 〒319-3551 大子町池田2669
電話番号:0295-72-1148 ファックス番号:0295-72-2016
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- 2010年8月2日
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