RSウイルスワクチン(母子免疫ワクチン)について【任意接種】
任意RSウイルスワクチン接種の費用助成について
接種の目的
RSウイルス感染症ってどんな病気?
RSウイルス感染症はRSウイルスに感染することによっておきる呼吸器の感染症です。患者さんにより、軽い風邪のような症状から重い肺炎の症状まで様々です。
RSウイルス感染症は、新生児や乳幼児においてはウイルス性の風邪の主な原因のひとつであり、ほぼすべての新生児・乳幼児が2歳までに感染するといわれています。
RSウイルス感染症の症状と治療
症状
RSウイルスは、4~5日の潜伏期間(症状のない期間)の後、発熱、鼻水などの上気道炎の症状がみられるようになります。
治療
RSウイルス感染症に対する治療法は確立されていません。そのため、症状をやわらげる対症療法や呼吸を助ける治療が主体です。呼吸困難が強いなどの重症の患者さんは入院し、酸素投与や人工呼吸器で対応します。
※2歳未満児の入院は約4人に1人となっています。
RSウイルス感染症の対策
・RSウイルスは、飛沫感染(ひまつかんせん)と、接触感染(せっしょくかんせん)の2つの方法で感染します。
・基本的な感染対策は、手洗いや手指消毒、換気、マスクの着用です。
RSウイルス感染症のためできること
□ 赤ちゃんが生まれる前にできること
妊娠中の方が接種し、お腹にいる赤ちゃんに胎盤を通じて抗体を移行することで、生後の赤ちゃんをRSウイルスから守ためのRSウイルスワクチンがあります。
□ 赤ちゃんが生まれた後にできること
赤ちゃんに直接抗体を投与しRSウイルスのはたらきをおさえる注射薬があります。
予防接種の効果
- RSウイルスによる感染症の予防
- RSウイルスを原因とする下気道疾患の予防
予防接種による副反応
疼痛(40.6%)、頭痛(31.0%)、筋肉痛(26.5%)、紅斑、腫脹(10%未満)、発疹、蕁麻疹(頻度不明)
助成対象者
申請日時点において、大子町内に住所を有し、次のいずれにも該当する方
(1)令和7年4月1日以降に予防接種を受けた方であること。
(2)予防接種を受けた日において、大子町の住民基本台帳に記載されている方。
(3)予防接種を受けた日において、妊娠24週から36週までの妊婦であること。
(4)日本国内の医療機関で予防接種を受け、実費を負担すること。
ただし、町税等を滞納している方は、補助対象となりません。
助成回数
妊娠24週から36週までの間に接種した1回分とする。
助成額
当該接種に要した費用のうち1回あたり15,000円
※接種費用は1回あたり約33,000円です。(医療機関によって異なります。)
申請方法
予防接種を受けた後、助成金の交付申請をしてください。交付決定後、口座に助成金を振り込みます。
申請を希望する方は、健康こども政策課窓口(大子町保健センター内)まで、以下のものをお持ちください。
(1)領収書及び明細書(ワクチン名の記載があるもの)
(2)母子健康手帳
(3)印鑑
(4)振込先が分かる通帳など
予防接種を受けた方は、予防接種を受けた日が属する年度末(3月末)までに助成金の申請をしてください。
期限を過ぎると助成金の交付ができません。
医薬品副作用被害救済制度について
任意の予防接種により健康被害が生じた場合は、その救済は予防接種法ではなく、独立行政法人医薬品医療機器総合機構法に基づく「医薬品副作用被害救済制度」の公的制度により救済を受けることになります。この制度は医薬品や生物由来製品を適正に使用したにもかかわらず発生した副作用による入院治療が必要な程度の疾病や、日常生活が著しく制限される程度の疾病や障害などの健康被害について救済給付を行う制度です。
詳しくは以下のウェブページをご覧ください。
関連ファイルダウンロード
- 大子町RSウイルス感染症予防接種費助成事業PDF形式/388.64KB
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- 2025年12月17日
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