くらし・行政

【移住者通信Vol.7】しゃもりん

しゃもりん さん
「軍鶏と林檎(しゃもとりんご)」(ラーメン屋):浅川地区
※奥久慈しゃもやブナ豚、奥久慈りんごなど大子町産の食材をメインに、県内の食材を使用した醤油味のラーメンを提供。

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なぜ大子町に移住したの?

 大子町は「奥久慈しゃも」や「橅(ぶな)豚」の産地として知っていましたが、今まで大子町には来たことがありませんでした。都内にある奥久慈しゃもを取り扱うお店で、初めて奥久慈しゃもを食べたときに、「スープを作ったら美味しいだろうな。」と感じました。もともとラーメン屋をやってみたいという思いはあったので、特産品の多い大子町への移住しようと思い立ちました。

 茨城県は農作物など、全国でも1位になる品目が多い県だと思います。しかし、よく魅力度ランキングなどでは最下位になるなど、茨城県出身である自分も悔しく思うことがありました。茨城県の魅力でもあり、大子町の魅力でもある特産品や農作物を使ったラーメンを作り、飲食という形態で少しでも茨城県の魅力向上に貢献したいと思っています。

 材料にこだわると金額は高くなってしまいますが、地元茨城県産の質の高い食材を使っていきたいと思っています。

 

今までの経緯?

 社会人になって、都内のイタリアンレストランで少しだけパスタなど調理の仕事をしていました。また、年に何回か奄美大島に旅行で滞在することがあり、その際に知り合った料理研究家の方に、鶏飯(スープ)の作り方を教わる機会がありました。

 そういった経験もあり、奥久慈しゃもを知ってからは、大子町でお店を開くことを決め、移住してきました。今でもより美味しいスープ作りが出来るように研鑽を積み、日々改良を加えています。オペレーションなどはイタリアンレストランでの経験が活かされていると感じるので、これまでの経緯があったからこそ今のお店が出来たと感じています。

 

今の生活は?

 今は、土日の午前11時30分から30食限定で開店しています。品質を下げたくないので、奥久慈しゃもなどを可能な範囲で仕入れているため、30食という制限を設けています。これからコロナ禍の影響も落ち着いたら、設備等の充実も含めて、少しずつ提供できる量を増やしていきたいです。今は、自分の技術向上のために時間を使えるので、しばらくは今の営業時間にしたいと思っています。

 お店の営業日以外の平日などは、町内のしゃも料理店で修行しながら働いています。

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今後挑戦したいことは?

 まずは、設備などを整備して、営業日数を増やしていくことが一番の目標です。そして、今後は茨城県産のもので新しいラーメンの開発もしたいと思っています。例えばですが、茨城町の涸沼の「しじみ」や鹿島灘の「はまぐり」などを使った塩ラーメンなど、お店で提供できるラーメンの種類も増やしていきたいです。

 その他にも、野菜作りに挑戦したいです。やはり野菜は採れたてが一番美味しいと思いますので、地産地消を目指し、お店でも提供できるようにしていきたいです。

 自分自身、ホワイトアスパラガスが好きなので、ホワイトアスパラガスの栽培に挑戦してみたいです。ブルーテ(ポタージュのようなスープ)を作れるように挑戦していきたいです。

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大子町を自分でPRするとしたら?

 大子町に来て半年が経過しました。お米や軍鶏、ブナ豚など美味しい食べ物がたくさんあるなと感じています。

 皆さん言っているかもしれませんが、飲食チェーン店が少ないので、景観が守られていると感じます。地方に行くと、チェーン店が散見されるが、それが無いのが魅力的だと思っています。

 

大子町に望むことは?

 望むことはあまりないですが、、、規模の大きな図書館がないので、図書館があると良いなと思います。今は色んな情報をインターネット上で見ることが出来ますが、ネットで気軽に見ることが出来ない、蔵書から得られる情報はとても貴重だと思っています。なので、多様な蔵書がある図書館が町にあると良いなと感じています。

 

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