涅槃図
この涅槃図(ねはんず)は、永禄元年(1558年)に荒蒔城主の荒蒔駿河守為秀、同氏豊後守實秀によって荒蒔氏の菩提寺である高徳寺へ寄進されたとの裏書があります。
中央金身の釈迦は、蓮台上に右手を手枕とし、右脇を下にして両膝を伸ばし横たわっています。足元には、老婆が両手で釈迦の両足に触れ、悲嘆にくれています。宝台周囲には、入滅を嘆く仏弟子や菩提、会衆、禽獣(きんじゅう)が配され、弟子たちの慟哭(どうこく)や獅子などの泣く姿には動きがありますが、全体に悲哀の相はやや穏やかであり、地方絵師の制作と考えられています。
絵画の大きさ
- 縦 132.5センチメートル
- 横 131.5センチメートル
- 区分:大子町指定文化財
- 種別:絵画
- 員数:1幅
- 所在地:上郷2056(高徳寺)
- 指定年月日:平成14年3月25日
問い合わせ先
このページに関するお問い合わせは教育委員会事務局生涯学習担当です。
大子町立中央公民館内 〒319-3551 大子町池田2669
電話番号:0295-72-1148 ファックス番号:0295-72-2016
メールでのお問い合わせはこちらアンケート
大子町ホームページをより良いサイトにするために、皆さまのご意見・ご感想をお聞かせください。
なお、この欄からのご意見・ご感想には返信できませんのでご了承ください。
- 2025年6月10日
- 印刷する